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名称 夏瀬の森のクスノキ (なつせのもりのくすのき)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 クスノキ
樹高 24m(注2)
目通り幹囲 7.3m(注2)
推定樹齢 400〜500年(注3)
所在地の地名 和歌山県有田郡有田川町船坂(注4)
〃 3次メッシュコード 5135−01−88
〃 緯度・経度 北緯34度04分33.1秒
東経135度13分26.3秒
和歌山県指定天然記念物(2012年7月20日指定)
撮影年月日 2014年3月24日
注1)2013年5月に有田川町教育委員会が設置した案内板には「田殿丹生神社夏瀬の森のクスノキ」(たどのにうじんじゃなつせのもりのくすのき)とあった(天然記念物指定名称も同じ)が、ちょっと長すぎるのと、神社名を冠さなくても十分に他と区別できるので、私のサイトでは標記の名前で呼ばせていただく
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記の案内板による
注4)2006年1月1日、有田郡内の3町が合併して有田川町誕生。旧行政区は有田郡吉備町
有田川右岸、吉備橋から国道480号を上流側に300mほど進むと、路傍にクスノキが立っている。
この一角にはクスノキのほか目立つ樹木は無く、「森」と言われてもピンとこないが、案内板によれば、平安時代の大洪水で流されるまで、ここには広大な森林が広がっていたらしい。
室町時代にはまだそこそこの面積があったものか、金閣寺の天井の一枚板は夏瀬の森のクスノキから切り出したと言われているそうだ。その切株から出た芽が育ってこのクスノキになったとも。
ところで、私が訪ねた時、梢ではたくさんのアオサギが営巣していた。
現時点ではまだクスノキの健康への影響は不明だが、毎年こうだとすると、悪影響が出かねない。
せっかく県指定の天然記念物になったことでもあり、どこか他の場所に引っ越してもらうことはできないものか。 |
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