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名称 夏出の大イチョウ (なついでのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.0m(注2)
推定樹齢 400年(注2)
所在地の地名 福島県郡山市逢瀬町夏出字舘下
〃 3次メッシュコード 5640−12−32
〃 緯度・経度 北緯37度27分01.2秒
東経140度16分29.5秒
郡山市指定天然記念物(1993年2月16日指定)
撮影年月日 2007年9月15日
注1)郡山市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)上記案内板による
山裾の薬師堂境内に立つイチョウ。
案内板によれば、ここにはかつて瑠璃光山円福寺という寺があったが、のち廃寺となったらしい。薬師堂のみが残された。安置される木造薬師如来坐像は郡山市指定重要文化財。スギ材を用いた珍しい仏像である。
山号から想像すると、等身大のこの像は、多分、円福寺本尊だったのだろう。これも案内板によれば、天保12年(1840)編集の「相生集」に、この仏像は運慶の作で、昔ある盲人がこの仏堂を建てたところ、目が見えるようになったと記載されているという。(実際は運慶作でないことは、素人目にもわかる)
そんなわけで、薬師堂も薬師如来像も、当地方では人々のよく知るところであったと思われる。
参詣の折りには、当然このイチョウも目にとまったことだろう。
それにしては、このイチョウが、平成元年の旧環境庁調査から洩れ、福島県「緑の文化財」からも洩れているのが不思議である。 |
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