|
|
|
名称 成相寺の逆スギ (なりあいじのさかさすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 7.3m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 京都府宮津市成相寺
〃 3次メッシュコード 5335−31−15
〃 緯度・経度 北緯35度35分58秒
東経135度11分20秒
宮津市指定天然記念物(1985年1月25日指定)
撮影年月日 2012年5月12日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
成相寺からパノラマ展望所に通じる自動車道を600mほど登ったところ、左手少し下方の樹林内に立っている。
訪ねたとき、運悪くちょうど道路工事中で、自動車は通行禁止。係の人に尋ねると、徒歩ならOKということで、成相寺の駐車場から歩いた。
尾根道なので、見晴らしが良い。幸い雨の心配もなさそうだったので、のんびり歩くのも悪くない。
逆スギは、道路から少し離れた位置にあるのは知っていた。案内表示くらいあるだろうと高をくくっていたのだが、実際にはなかった。歩いていたので難なく見つけることが出来たが、自動車を運転しながらでは見落としたかも知れない。何が幸いするかわからないものだ。
すばらしい大杉である。樹勢も良さそうだ。
後日、宮津市のホームページに逆スギの説明をみつけた。それによると、 『丹哥府志』に「成相の山段々崩れて堂宇廃頽にも及びしことあり、其時杭をうちて崩を防ぐ、曽て其杭より芽を出し倒に枝を出す、是を逆杉という、今は大樹となりぬ」とあるという。地に挿した杖や箸が根づいて大杉になったという話は各地にあるが、ここでは杭が大杉になったことになっているようだ。
逆スギが立つ場所は昔の本堂の跡地らしい。しかし、現在、もう面影を見つけるのは難しい。 |
|