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名称 奈良尾のアコウ (ならおのあこう)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 アコウ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 12.0m(注1)
推定樹齢 650年(注2)
所在地の地名 長崎県東松浦郡新上五島町奈良尾郷(田中)(注2)
〃 3次メッシュコード 4929−20−05
〃 緯度・経度 北緯32度50分22.8秒
東経129度03分36.4秒
国指定天然記念物(1961年4月27日指定)
撮影年月日 2015年3月29日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注2)2004年8月1日、南松浦郡内の5町が合併して新上五島町誕生。旧行政区は南松浦郡奈良尾町
フェリーが発着する奈良尾港から、トンネル経由で南に進むと、かつての町役場(現在の新上五島町役場奈良尾支所)がある旧奈良尾町中心部に出る。
国指定天然記念物のアコウがある奈良尾神社は町中(まちなか)の小路の先。人々の日常生活のすぐ隣で生きている大アコウである。
訪ねたのは3月末。ちょうど古い葉が更新されるときにあたり、葉の量が少ない。そのため、強い木漏れ日が直接幹に当たって、見苦しい写真になってしまった。
1本で立ち上がり、途中から2幹に分かれる木はたくさんあるが、このアコウは逆で、参道の両側から立ち上がり、地上7mほどの高さで1本にまとまっている。そのため、少し離れて見ると、大きなアコウが両足を広げて参道を跨ぎ、参詣者はその股下を潜って詣でるような格好となる。なかなか面白い。
長崎県内にアコウ巨木は多いが、このアコウのみが国の天然記念物指定を受けている。(この他に、アコウを含む樹林全体が指定を受けている例はある) |
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