ページタイトル:奈良本泉寺のシイ ロゴ:人里の巨木たち

画像:奈良本泉寺のシイA(幹と並ぶ)

画像:奈良本泉寺のシイC
名称 奈良本泉寺のシイ (ならほんせんじのしい)
名称の典拠 なし(天然記念物指定名称を参考にした)
樹種 スダジイ
樹高 31m(注1) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.0mほか(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 千葉県市原市奈良
 〃 3次メッシュコード 5340−11−87
 〃 緯度・経度 北緯35度29分27秒
           東経140度12分57秒
市原市指定天然記念物(1974年6月10日、「奈良本泉寺のシイ巨木群」の名称で、境内のスダジイ6本+隣接する民家のスダジイ1本を一括指定)
撮影年月日 2014年5月16日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による





 シイ巨木が林立する日蓮宗本泉寺は、市津湖(しづこ)の水を支える長柄(ながら)ダムから、直線距離にして北東に約2.1km。奈良集落内。
 境内前縁に沿って、スダジイ巨木が並ぶ。
 案内板によると、向かって左から、6.6m、5.0m、1.6m、6.0m、4.6m、5.8m、5.6m。なかなかの壮観である。(最後の1本は民家のシイ。1本だけ細いものが混じっている) 上図は6.6m、下図中央は5.8mとされたスダジイだ。
 環境省巨樹データベースにある数値と幹囲データが異なっているが、斜面に立つ木では、どの部分を測るか迷うところである。値が異なるのは致し方ない。
 ただし樹高データについては、案内板の15〜20mが正しそうだ。巨樹DB(2000年調査値となっているが、数値そのものは1988年調査値をそのまま流用している)では29〜31mとされているが、実際はそれほど高くない。
 いずれも太い幹を途中で失っている。そのため、かつてより樹高が低くなったのかも知れない。
 幸い、樹勢は悪くなさそうだ。幹囲の増加ペースは鈍ったことだろうが、まだ大きくなりそうである。
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