ページタイトル:七ツ森神社のスダジイ 当サイトのシンボル

画像:七ツ森神社のスダジイ(幹と並ぶ)

名称 七ツ森神社のスダジイ
    (ななつもりじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 6.7m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 静岡県袋井市国本字森廻
 〃 3次メッシュコード 5237−17−05
 〃 緯度・経度 北緯34度45分24秒
           東経137度56分04秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年12月26日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 旧東海道沿いに七ツ森神社が鎮座する。主祭神は、古墳時代にこの地を治めていたといわれる久努国造(くどのくにのみやつこ)及び大己貴命(おおなむちのみこと)の2柱。
 「七ツ森」とは、田圃の真ん中に残る7基の塚のこと。塚にはそれぞれ木が茂り、森の様相を呈していたのだろうか。
 1998年に袋井市教育委員会が設置した案内板に、悲しい伝説が紹介されていた。
 桓武天皇(在位781〜806)の頃、日坂宿に出没していた怪鳥を退治するため、朝廷から7名の武士が派遣された。しかし、使命を果たすことが出来ず、逆に殺されてしまった。それを哀れんだ村人が墓を築いて亡骸を葬った。その墓が七ツ森だという。
 怪鳥云々はともかく、七ツ森は古墳の可能性もあるようだ。案内板では、ここは、祭神とされている久努国造と関係が深い土地だったのかも知れないと推測されている。
 社殿の近くに、株立ちの大スダジイが立つ。全体の外周は6mを超えていそうだ。
 神社の長い歴史に比べれば、ごく新参者だが、すでに古木の風格を示しつつある。
 将来が楽しみなスダジイである。
 
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