ページタイトル:七品のかつら 当サイトのシンボル

画像:七品のかつら

画像:七品のかつらと一ツ滝
 「一ツ滝」とカツラ
名称 七品のかつら (ななしなのかつら)
名称の典拠 「神鍋渓谷公園」案内図(注1)
樹種 カツラ
樹高 不明 (低い)
目通り幹囲 6m(注2)
推定樹齢 不明
所在地の地名 兵庫県豊岡市日高町万劫(注3)
 〃 3次メッシュコード 5334−25−11
 〃 緯度・経度 北緯35度30分45秒
           東経134度38分22秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2010年10月15日

注1)一ツ滝への入口に旧日高町が設置(設置年月不詳)
注2)まったくの目分量
注3)2005年4月1日、豊岡市に合併。旧行政区は城崎郡日高町





 稲葉川上流の渓谷は、神鍋渓谷公園とされている。渓谷に入って最初の滝が「一ツ滝」である。道路沿いの駐車場の近くから、一ツ滝まで遊歩道が造られている。
 遊歩道を下って行くと、しっかりした木の橋があり、それを渡ると観瀑台に至る。車を降りてから、歩く距離はいくらでもない。
 標記のカツラは、滝と観瀑台の間。自然に姿が目に入る。
 流れに向かって大きく傾いた幹から、細い支幹が複数本立ち上がっている。みな、主幹が傾いた後に生長した幹だ。
 時間の流れを感じさせる姿だ。
 ところで、万劫(まんごう)の地名はどのように名付けられたのだろう。「永劫」の言葉で想像できるように、「劫」は本来、気の遠くなるような長い時間を意味する。(仏教では、44里四方の大石を3年に一度布で拭うことを繰り返し、さしもの大石も摩滅してなくなってしまうまでの時間をいうらしい)
 落語「寿限無(じゅげむ)」は、めでたい名を子につけようと、とんでもなく長い名をつける話だが、そこに「五劫のすりきれ」が出てくる。
 それが、ここでは五劫どころか万劫である。
 命名理由としてはまったく見当違いな推測なのだろうが、なんとなく愉快な気がした。
 
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