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名称 七巻天神のエノキ (ななまきてんじんのえのき)
名称の典拠 なし
樹種 エノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 熊本県熊本市北区和泉町(注2)
〃 3次メッシュコード 4930−25−15
〃 緯度・経度 北緯32度51分07.4秒
東経130度41分12.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年8月6日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)2012年4月1日、政令指定都市への移行に伴い、住所表示が一部変更された
井芹川右岸段丘上、桑鶴公民館の傍に立つエノキ。
環境省データベースにはムクノキとして登録されているが、ムクノキとエノキがくっついていたようで、以前見た写真にも、2本の幹が写っていた。
それから何が起こったか、訪ねたとき、ムクノキは地上2mほどの高さで切断され、農業用のビニールシートが被せられていた。今はエノキのみ。
一方は死んでしまったとは言え、地上1.3mでは、まだ2本の幹がある。しかし、それらをまとめて測ったとしても、たいした太さになりそうにない。9.0mのデータに期待して訪ねたのだが、残念。
これら2本を一緒にして、周りを孟宗竹で囲み、その上を七重の注連縄が巻いている。
七巻天神の「七巻」とは、このことを指すのだろうか。そして、7回巻くことにはどんな意味があるのだろう。説明板はすっかり風化して、まったく文字が読めない。
神木は少々寂しい姿になってしまったが、地元の方々の愛着は変わらないようだ。
公民館の窓には、七巻天神を守るため、注連縄交換の「巻いた祭」の参加者を募る張り紙があった。
※大阪府の谷口さんから、このエノキも枯死したと教えていただいた。グーグルのストリートビューで確認。生命あるもの、いずれは死を迎えるのが定めとわかってはいても、やはり寂しくなってしまう。そのように思うのも、自身もモータルであるからこそなのだろうか。(2023/11/07追記) |
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