|
|||||
名称 七本サワラ (ななほんさわら) 名称の典拠 現地の標柱(注1) 樹種 サワラ 樹高 43m(注2) 目通り幹囲 9.6m(注2) 推定樹齢 伝承700年(注3) 所在地の地名 岐阜県高山市朝日町甲(かぶと)(注4) 〃 3次メッシュコード 5437−12−06 〃 緯度・経度 北緯36度05分23.5秒 東経137度20分02.4秒 岐阜県指定天然記念物(1962年2月12日指定) 撮影年月日 2005年7月17日 注1)岐阜県教育委員会が設置(設置年月不詳)。読み方は岐阜県文化財図録による 注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による 注3)下に記す伝承から計算した値。ただし実際はもっと若いと思われる 注4)2005年2月1日、高山市に合併。旧行政区は大野郡朝日村 甲(かぶと)集落のほぼ中央、低い塚の上に立つサワラ。傍らには小さな釈迦堂と、安永3年(1774)、大原騒動で斬首された義人市左エ門の墓標がある。 案内板によると、七本サワラについては次のような伝承があるらしい。 昔、この村に文作という者がいて、剣の道を志した。あるとき、諸国修行を企てて村を出たが、その後、僧となって戻ってきた。乾元元年(1302)、この地にて大往生。彼には7人の男子があり、長男文左エ門が父の遺骸と経書をここに埋め、7人兄弟に擬してサワラ6本とサクラ1本を植えて墓標とした。それがこの木だという。 なぜ1本はサクラということになったのか、その経緯についての説明がないが、とにかく、大正末期にサクラが枯死するまで、7本はすくすくと育った。 根元に空洞のあるところにサクラがあったのだろうか。 名は七本サワラだが、もともと六本サワラだったわけだ。 |
|||||