ページタイトル:中須八幡宮の大銀杏 当サイトのシンボル

画像:中須八幡宮の大銀杏 名称 中須八幡宮の大銀杏
    (なかずはちまんぐうのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 34m(注2) 実際はもっと低い
目通り幹囲 6.2m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岐阜県安八郡安八町中須
 〃 3次メッシュコード 5336−05−02
 〃 緯度・経度 北緯35度20分15秒
           東経136度39分16秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2011年5月7日

注1)安八町教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による





 揖斐川に架かる大垣大橋の南方、県道220号(安八海津線)の東に、中須の八幡神社がある。
 境内に数本のイチョウがあるなかで、1本だけが特に大きい。しかし、大イチョウは頂部を失い、大枝がまったく無い。
 傍らの案内板には「安八町史跡」とあった。
 天然記念物でなく、なぜ史跡なのか。経緯が分からなかったので、案内板の設置者である教育委員会に問い合わせたところ、丁寧なご回答をいただいた。
 実は、昭和30年(1955)に天然記念物指定を受けたことがあるそうだ。しかし、同34年(1969)の伊勢湾台風で大枝が折れ、社務所を崩壊させてしまった。そのため、枝を切って、翌年には文化財指定を解除。現在は町の史跡として保存されているということだ。
 伊勢湾台風と言えば、強風と高潮による被害が著しく、戦後最悪の死者数を記録した台風だ。特に伊勢湾を取り囲む地域の被害が甚大だった。
 その生き証人のイチョウだったのである。
 
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