ページタイトル:中里道祖神のタブノキ ロゴ:人里の巨木たち

画像:中里道祖神のタブノキ_1

画像:中里道祖神のタブノキ_2
名称 中里道祖神のタブノキ
    (なかざとどうそじんのたぶのき)
名称の典拠 なし
樹種 タブノキ
樹高 14m(注1)
目通り幹囲 5.1m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 千葉県成田市中里(注3)
 〃 3次メッシュコード 5340−63−30
 〃 緯度・経度 北緯35度52分10.7秒
           東経140度22分39.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年5月12日

注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
注3)2006年3月27日、成田市に合併。旧行政区は香取郡下総町





 道祖神は、道を経由してやってくる災厄などを防いでくれると同時に、通行者の安全を守ってくれる神様である。従って、集落の入口の道端に、石像や「道祖神」の文字を刻んだ石塔が建てられているのが、一般的な道祖神の姿だ。
 それが、ここでは立派な鳥居が建ち、小さいながらも祠がある。祠の前には石段もある。
 さらに驚くべきことに、その周辺は、小さな道祖神で埋め尽くされている。左図に見える方形の石塊は、一つ一つが小さな道祖神なのである。まるで、道祖神連盟の総元締めといった風だ。
 近くにお住まいの方の話では、これらは、奉納するだけのためにわざわざ作られた道祖神なのだとのこと。残念ながら、いつから伝わることなのか、何のためにするのか等については伺えなかった。
 元締めの祠の背後に、タブノキが立っている。ほかに、スギとサクラも。これらは根が絡み合っている。
 タブノキは、一見、5mに届きそうにないように思われた。旧資料の「日本の巨樹・巨木林」(1988年調査)では幹囲を395cmとしているが、その後の時間経過もあり、それよりは大きそうだ。実態としては、この間の数値ということだろう。
 要は実測してみれば片が付くことなのだが、そのためには小道祖神の上を歩かなければならない。神様を踏みつけにするような失礼はできず、実測は諦めた。
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