ページタイトル:大宮八幡神社の大杉 当サイトのシンボル

画像:大宮八幡神社の大杉(幹と並ぶ)

名称 大宮八幡神社の大杉
    (おおみやはちまんじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 6.3m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 愛媛県上浮穴郡久万高原町中津(注2)
 〃 3次メッシュコード 5033−20−63
 〃 緯度・経度 北緯33度33分14.1秒
           東経133度02分05.9秒
久万高原町指定天然記念物(1983年3月14日指定)
撮影年月日 2013年5月18日

注1)設置者名・設置年月とも不詳。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注3)2004年8月1日、上浮穴郡(かみうけなぐん)内の1町3村が合併して久万高原町誕生。旧行政区は上浮穴郡柳谷村





 高知県との県境を成す明神山(1541m。中津山とも)の南斜面、標高740mほどのところに大宮八幡神社が鎮座する。
 愛媛県神社庁の神社紹介ページによれば、推古天皇4年(596)、伊予土佐の国境の高峰に大山津見命(おおやまつみのみこと)、鹿屋野比売命(かやのひめのみこと)の2神を祀って中津明神と号したという。その「高峰」が明神山なのだろうか。
 のち紀伊国熊野宮より熊野大神を、豊前国宇佐八幡宮より八幡神を勧請、現社号に改めたようだ。それと同期するかしないかは別にして、神社も、維持するのが難しい山頂から、山腹の地に移されたのではなかろうか。
 鄙にあって(失礼)、このような立派な神社とは予想していなかった。
 大杉も、ご覧のように立派な体格をしている。しかも、もとは幹がもう1本立っていたようで、根元部分が苔むしたまま残っている。
 訪問時のちょうど百年前、大正2年(1913)に刊行された「大日本老樹名木誌」(本多静六編)に、スギの部第169番として「大宮杉」の名で、この杉が載っている。
 それには、樹高は21間(25m)、地上五尺(1.5m)の周囲3丈5尺(10.5m)とある。
 当時は2幹がまだ健在だったようである。
 
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