ページタイトル:中山路小学校のセンダン ロゴ:人里の巨木たち

画像:中山路小学校のセンダン 名称 中山路小学校のセンダン
    (なかさんじしょうがっこうのせんだん)
名称の典拠 なし
樹種 センダン
樹高 20m(注1)
目通り幹囲 4.9m(注1)
推定樹齢 130年+α(注2)
所在地の地名 和歌山県田辺市龍神村柳瀬(注3)
 〃 3次メッシュコード 5035−63−58
 〃 緯度・経度 北緯33度52分53.4秒
           東経135度28分22.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2014年3月20日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)センダンの隣に掲示された案内板に樹齢約120年とあった。ただし、「2000年5月25日記」ということなので、それ以後、私の訪問時までの年数を加えた
注3)2005年5月1日、田辺市に合併。旧行政区は日高郡龍神村





 中山路小学校は、龍神ドームの下、築根(つくね)集落の西端にある。
 このあたり、日高川が山を削って大きく蛇行しており、築根は、川に向かって岬のように突き出している。
 グラウンドの縁(へり)、道路のすぐ横に、大きなセンダンが立つ。
 学校関係者が設置したと思われる案内板によって中山路小学校の歴史を遡ると、明治10年(1877)、安井下村湯川弥平次氏の持家を仮校舎として開校したのが始まり。以来、幾多の変遷を経て、現在地に移転したのが明治41年(1908)。その際、芝口常楠校長が、前身であった安井尋常小学校から、このセンダンを移植したという。
 安井尋常小学校にセンダンが植えられたのがいつなのか、記述はないが、当時の人力で移植が可能だったのだから、開校以前ということはあるまい。現在の樹齢は130年を少し超える程度かと思われる。
 その樹齢でこの大きさである。センダンの成長力には驚かされることが多い。

※ 後日、このページをご覧になった中山路小学校卒業生の方から、地名の読み方の誤りについてご指摘をいただいた。(訂正済み) なお、約40年前の小学生時代、登校したら、大きな枝が折れて運動場の真ん中に横たわっていたそうで、とても驚いた記憶がおありとのこと。台風の翌日だったそうである。(2015/08/19追記。ご指摘及び情報に感謝)
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