ページタイトル:中ノ沢のスギ サイトのシンボル

画像:中ノ沢のスギ


画像:中ノ沢のスギ(遠景)
名称 中ノ沢のスギ (なかのさわのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 不明
目通り幹囲 5.4m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 福島県郡山市湖南町舟津中ノ沢
 
〃 3次メッシュコード 5640−00−88
 
〃 緯度・経度 北緯37度24分39.4秒
           東経140度06分25.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年9月15日

注1)高地側から1.3m上で幹囲を実測





 県道234号(舟津福良線)を走っていて、偶然見つけた杉。
 走行中、何気なく山裾に目をやったら、下図のスギが目に付いた。近づいてみると、ずいぶん大きい。
 スギの右手には、手作りの小さな鳥居があり、斜面の上方に小さな社殿が見える。スギは御神木として植えられたのか、それとも、大杉の近くに神社を勧請したのか。いずれが先かは知らないけれども、広い山裾にあって、大杉と神社が偶然に近接しているとは思えない。
 幸い、40代くらいの男性が近くで農作業しておられたので、その辺の経緯を伺うことにした。
 その点についてはご存知ないようだったが、神社は熊野社であること。大杉は中ノ沢の共有物であることなどを教えて下さった。
 写真撮影も終わり、礼を述べてその場を辞そうとすると、呼び止められた。
 何かと思い、振り向くと、「他にあげるものがなくて」と言いながら、ビニール袋を手渡された。開いてみると、赤く細長いミニトマトがたくさん入っている。「愛子」という名だとおっしゃる。さらには、「飲んでみてくれ」と、清水の入ったペットボトルまでいただいた。撮影の間に近くの清水まで汲みに行ってくださったのだ。ボトルの外側は、すっかり結露している。
 こちらとしては、仕事の手を休めていただかなくてはならないので、おそるおそる伺ったのだが、思わぬもてなしに、いっそう恐縮してしまった。
 冷たい清水も、ミニトマトも最上級の味だったことは、言うまでもない。
 
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