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名称 中見沢のサクラ (なかみさわのさくら)
名称の典拠 環境省巨樹データベース
樹種 オオヤマザクラ
樹高 8m(注1)
目通り幹囲 4.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福島県大沼郡昭和村大芦字中身沢
〃 3次メッシュコード 5539−75−51
〃 緯度・経度 北緯37度18分09.1秒
東経139度38分19.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2021年4月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
環境省巨樹データベースでこのサクラを見つけ、是非訪ねたいと思っていた。
今回の計画で尋ね当てることが出来たのだが、その際いくつかの発見があった。
一つ目。この桜は「さくら回廊あいづ」ウェブサイトで「五十嵐家稲荷様の桜」という名前で紹介されている桜と同一だったこと。
二つ目。環境省データでは単幹の桜ということになっているが、実際は2幹の桜だった。従って上記の幹囲データはそれぞれの幹囲を合算した数値であり、大きさの実感としては「さくら回廊あいづ」に記されている根回り3.3mが妥当と思えること。
三つ目。環境省データによる樹種はヤマザクラということだったが、実際はオオヤマザクラだったこと。
四つ目。地名についてだが、大字大芦には中見沢と中身沢の、どちらも「なかみさわ」と読む字(あざ)があって、桜が立つのは中身沢の方だったこと(マピオン及びグーグルマップによる)。地理院地図に「中見沢」の地名が見え、また、すぐ近くに立つバス停の名前が「大芦中見沢」であることから誤認されたのだろうか?
以上の4つは、いずれもどうということのないことだが、五つ目の発見は残念であった。ごく最近に幹が折れてしまったようなのである。
幹は折れたまま横たわり、花をつけていた。あまりの姿に、美しさより痛ましさが先立つ。なんとか持ち直してくれればいいが。
国道401号が見沢川を渡る橋の南東40mほどのところに立つ桜である。 |
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