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名称 中丸桜 (なかまるざくら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 3.7m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 福島県須賀川市稲荷町
〃 3次メッシュコード 5540−72−39
〃 緯度・経度 北緯37度16分54.0秒
東経140度21分52.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2020年4月7日
注1)設置者名・設置年月とも不詳
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
国道4号と同118号が立体交差する地点の北方700mほどのところ、国道4号の西に旭ヶ岡公園があり朝日稲荷神社が鎮座する。
拝殿の横に立つシダレザクラが中丸桜と呼ばれている。(名前の由来については知らない)
訪ねてみて驚いた。なんと拝殿がぺしゃんこに潰れてしまっているのだ。
修築された神楽殿の案内板を見てわかったのだが、2011年の東日本大震災で大きな被害を受けたらしい。その後しばらくは傷んだままなんとか形を留めていたが、ついに潰れてしまったということのようだ。
その隣に立つ桜が美しい花を咲かせているだけに、空しさを増幅させるように思え、悲しい。(残骸を片付けることはできないものだろうか)
旭ヶ岡公園内には、そこかしこに句碑があるらしい。別の案内板によると、幕末の女流俳人多代女の「花は目に残りて耳にほととぎす」という句碑もあるという。
この「花」には、どこか近くの山に咲くヤマザクラが似合いそうな気がするが、寂しげな姿で立つ中丸桜を応援する意味で、敢えて中丸桜だと思うことにした。 |
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