ページタイトル:永利のオガタマノキ 当サイトのシンボル

画像:永利のオガタマノキ_1

画像:永利のオガタマノキ_2
名称 永利のオガタマノキ
    (ながとしのおがたまのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 オガタマノキ
樹高 22m(注2)
目通り幹囲 6.7m(注2)
推定樹齢 伝承700年(注2)
所在地の地名 鹿児島県薩摩川内市永利町(注3)
 〃 3次メッシュコード 4730−52−66
 〃 緯度・経度 北緯31度48分25.9秒
           東経130度19分44.9秒
国指定天然記念物(1944年11月13日指定)
撮影年月日 2009年7月27日


注1)2001年7月に設置された案内板。多分、旧川内市教育委員会が設置したと思われる
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2004年10月12日、1市4町4村が合併して薩摩川内市誕生。旧行政区は川内市





 オガタマノキはモクレン科の常緑樹。オガタマノキでは、長崎県小長井町にある木と、この木の2本のみが、国の天然記念物である。
 オガタマノキは、神社と関係が深い。漢字では招霊木(招魂木とも)と書き、神前に供える木である。が、寒冷地には育たず、近年はサカキ(榊)が用いられるのがほとんど。
 この木が立つのも、石神神社の境内である。
 覆屋内に掲げられた由緒書によれば、島津氏の家臣石神重助なる人物が薩摩に旅する際、草鞋に小石が挟まった。取り除いたのだが、しばらくするとまた挟まっている。それが何回か続いたため、その小石を石神としてここに祀った。そんなことが読みとれた。
 国の天然記念物に指定されて、一躍有名になったオガタマノキだが、残念ながら現況はご覧のとおり。
 1995年刊行の講談社「日本の天然記念物」には、大きな樹冠を戴く写真が掲載されているが、樹勢については、当時から、もう心配されていたようだ。
 再び旧に復することはないだろうが、せめて、3本目の国指定天然記念物オガタマノキが登場するまでは、なんとか頑張ってもらいたいものだ。
 
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