ページタイトル:大徳寺の大クス ロゴ:人里の巨木たち

画像:大徳寺の大クス 名称 大徳寺の大クス (だいとくじのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 14m(注2)
目通り幹囲 13.5m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 長崎県長崎市西小島1丁目
 〃 3次メッシュコード 4929−07−80
 〃 緯度・経度 北緯32度44分27.4秒
           東経129度52分42.5秒
長崎県指定天然記念物(1950年4月10日指定))
撮影年月日 2015年3月27日

注1)2005年10月に長崎市教育委員会が設置。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による





 「思案橋」電停の南西300mほど、高台に「大徳寺公園」の広場がある。江戸時代末まで、ここには大徳寺という名のお寺があったようだ。
 現在、長崎市内に大徳寺は見当たらない。ここにあった大徳寺は、どこそこに移転したというのでなく、どうやら廃されたようなのだが、クスノキの名に今も寺号が残されている。
 大徳寺公園の北東に隣接して、「楠稲荷神社」のお社(やしろ)がある。その背後に大クスが立っている。
 大クスの繁茂ぶりにあやかろうと、お稲荷さんを勧請したのだろう。時が流れるにつれ、この世におけるヒトの地位が相対的に高まり、クスノキは大枝を切られて繁茂にも制限を受けるようになってしまったが。
 800年前に生を受けたと考えられているようだ。長崎はまだ大村氏による開港以前である。長崎県公式サイトは、その頃の当地を原始林だったと想像している。
 大クスが見る風景は、当時と比べ、すっかり様変わりしたわけだ。
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