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名称 長坂の大いぬぐす (ながさかのおおいぬぐす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 タブノキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 6.5m(注2)
推定樹齢 500年(注3)
所在地の地名 富山県氷見市長坂字前田
〃 3次メッシュコード 5536−37−29
〃 緯度・経度 北緯36度56分23.6秒
東経136度59分27.5秒
富山県指定天然記念物(1965年1月1日指定)
撮影年月日 2003年5月4日(左写真)
2008年4月20日
注1)富山県教育委員会と氷見市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による。現地の案内板は目通りを6.9mとしている
注3)現地の案内板による
イヌグスはタブノキの異称。
クスノキに似るが、芳香が無く、材としての性質が劣るといわれる。イヌタデ、イヌガラシなど、「似てはいるが性質の劣るもの」の意に「イヌ・・・」の名がつくことが多い。
しかし耐寒性はクスノキより強いようで、クスノキがよく育たない北陸地方にも、ときおりタブノキの巨木が見られる。
この木も、主幹を地上3mほどで失って、背丈は高くないが、その分、枝を四方に十分に広げて、重量感がある。
棚田を見下ろす県道306号の縁に立っている。大いぬぐすから見ると、棚田は東に向かって傾斜していて、そちらの方だけ空が低い位置まで開けている。ちょうど太陽や月が昇る道を開けてあるかのようだ。
暗いうちに家を出たので、この写真は早朝6時半過ぎの撮影である。大いぬぐすは朝日を受けて輝いていた。
近くに「大たふ(タブ)の満月山河かゝやかす(輝かす)」の句碑があった。昇る満月の光を浴びた姿も、さぞやと思われる。 |
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