ページタイトル:長倉の大杉 サイトのシンボル

画像:長倉の大杉(幹と並ぶ)

画像:長倉の大杉
名称 長倉の大杉 (ながくらのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 9.7m(注2)
推定樹齢 1200年以上(注3)
所在地の地名 山形県最上郡戸沢村角川長倉
 
〃 3次メッシュコード 5740−71−92
 
〃 緯度・経度 北緯38度39分41.5秒
           東経140度08分48.8秒
山形県指定天然記念物(1952年4月1日指定)
撮影年月日 2008年8月9日

注1)戸沢村文化財保護委員会が設置。県の天然記念物指定名称は「角川の大スギ」
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による
注3)上記案内板による





 支流角川(つのがわ)が本流最上川に合流する地点から、角川(つのがわ)沿いに県道57号を南下する。途中、角川小学校のあたりで、峠道を大蔵村に向かう県道と別れ、さらに角川沿いに遡る。その最奥部の集落が長倉である。(さらにその奥には今神温泉があるが、長倉から先はひどい道になる)
 ここは霊峰月山(1980m)の古い登拝道の一つで、角川口(つのがわぐち)と呼ばれていたという。ここから月山山頂までは、直線距離でも16kmある。多くの峰を越え、難所を越えて、まさに命がけだったことだろう。登拝者の白装束も伊達ではなかったのだ。
 大杉が立つ今熊野神社は、案内板によれば神亀元年(724)の創立。登拝者はここで道中の安全を祈願してから月山に向かった。
 大杉は参道の途中に立っている。
 さすがに幹囲が10m近くになると迫力が違う。遠くから眺めても、樹肌に触れても、王者の威厳を感じる。樹勢も良さそうだ。
 もっと有名になっておかしくない大杉である。
 
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