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名称 那智の樟 (なちのくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注2)
推定樹齢 800年(注3)
所在地の地名 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
〃 3次メッシュコード 5035−37−91
〃 緯度・経度 北緯33度40分08秒
東経135度53分25秒
和歌山県指定天然記念物(1958年4月1日指定)
撮影年月日 2014年3月18日
注1)熊野那智大社が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注3)上記案内板による
熊野三山の一つ、熊野那智大社に詣でた。
那智と言えば、落差133m。一段の滝としては日本一の落差を誇る「那智滝(なちのたき)」が有名。この滝を御神体とする飛瀧神社(ひろうじんじゃ)は熊野那智大社の別宮である。
熊野那智大社拝殿の前方、那智川の谷を見おろす位置に、1本の大樟が立つ。平重盛(1138〜79)の手植えと伝えられ、従って伝承樹齢は800年余。
那智滝が御神体であるように、このクスノキにも神性が認められ、「樟霊社」と名付けられている。
樟の根幹部に、人が通り抜けられるほどの空洞ができている。
願い事と氏名を記入した護摩木を奉持して空洞を抜け、空洞の出口で初穂料とともに護摩木を納める「胎内くぐり」が、樟霊社に願掛けする際の作法のようだ。
クスノキは、以前目にした写真に比べると、緑が疎らなように見える。
訪ねたのが春まだ浅い季節だったからだろうか。 |
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