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名称 妙楽寺のスダジイ (みょうらくじのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 7.0m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 千葉県長生郡睦沢町妙楽寺
〃 3次メッシュコード 5340−02−02
〃 緯度・経度 北緯35度20分15秒
東経140度16分21秒
千葉県指定天然記念物(1975年3月28日、「妙楽寺の森」の名称で妙楽寺と日吉神社境内の森全体を一括指定))
撮影年月日 2014年5月16日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(U)」による
瑞沢川(みずさわがわ)上流に向かって県道150号(大多喜一宮線)を進むと、峠を越えた向こうは大多喜町となるが、その手前が妙楽寺である。妙楽寺には川音(かわおと)、駒返(こまがえし)など、風趣ある地名が見られる。
妙楽寺は、大字名であると同時に寺の名でもある。もちろん寺の方が先だ。嘉年間(848〜50)に慈覚大師円仁が開いたと伝える天台宗東岳山妙楽寺の名をもらって地名としたのであろう。
かつては大寺であったことが想像されるが、現在では広大な境内にひっそりと佇んでいるといった印象。
享保年間(1716〜35)に再建された睦沢町指定文化財の大日堂(本堂)本尊である木造大日如来坐像は、像高279センチの丈六仏で国指定重要文化財。平安時代の作とされている。
県道側から大日堂まで長い石段が続いているが、自動車の場合は、ぐるっと南を迂回して西から入ると、寺の背後に大きな駐車場がある。車を降りて水平道を約150m。階段を上る必要はない。
左図上のシイは、その水平道の途中。大日堂のすぐ近く。
斜面に立って、巨体を支える根が力強い。上記データはこのシイのものと思われるが、主幹の太さ自体は7mまでなさそうだ。
下図は、大日堂から表参道の石段を少し下ったところに立つシイ。株立ちなので、幹の太さはそれほどでないが、根株を比べれば、むしろこちらの方が大きい。
これらの他にも、多種にわたって巨木が見られる。
さすが、県天然記念物の森だけのことはある。 |
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