ページタイトル:妙見の大イチイガシ 当サイトのシンボル

画像:妙見の大イチイガシ

画像:妙見の大イチイガシ(幹と並ぶ)
名称 妙見の大イチイガシ
    (みょうけんのおおいちいがし)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 イチイガシ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 7.2m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 福岡県朝倉市上秋月(小原)(注3)
 〃 3次メッシュコード 5030−15−47
 〃 緯度・経度 北緯33度27分31.7秒
           東経 130度42分42.5秒
甘木市指定天然記念物(1974年1月10日指定)
撮影年月日 2009年8月1日

注1)甘木市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
注3)2006年3月20日、1市2町が合併して朝倉市誕生。旧行政区は甘木市





 国道500号の北、小原集落の中ほどに白木神社がある。
 以前は妙見社と呼ばれていたようだ。ただし、祭神は妙見菩薩つまり北極星の神ではなく、水神様である。
 境内に市天然記念物のイチイガシが立っている。
 根を大きく張って力強い姿である。地表1.3mで測定すると、根と幹の境目あたりを測ることになるため、7.2mという数値になったと思われる。幹そのものは、もっと細い。推定樹齢は納得できる。
 それはさておき、「上秋月振興会」が設置した案内板には、神話時代の伝説が紹介されていた。
 日本武尊(やまとたけるのみこと)の熊襲(くまそ)征伐に随従した弓削(ゆげ)氏が、現在の上秋月小原で鏡を試作し、傍らのイチイガシの木に掛けてみたところ、明るく清い姿が写るほどに良い出来栄えの鏡だった。それで、ここを明見社と名付けたというのである。
 鏡を掛けたイチイガシがこの木だとは書いてなかったが、案内板のタイトルが「白木神社(妙見社)と一位樫の由来」であるから、そのイチイガシがこれだというのだろう。
 もちろん真実ではなかろうが、伝説の大風呂敷は、それだけ人々の愛情が深く注がれていることの証しだと思われる。
 幸い、イチイガシの樹勢も良さそうだ。
 
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