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画像:明神かつら

画像:明神かつら(幹と並ぶ)
名称 明神かつら (みょうじんかつら)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 32m(注2)
目通り幹囲 20.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 岩手県釜石市栗林町(砂子畑)
 
〃 3次メッシュコード 5941−06−06
 
〃 緯度・経度 北緯39度20分34.6秒
           東経141度49分46.4秒
釜石市指定天然記念物(1973年2月27日指定)
撮影年月日 2006年8月2日

注1)2003年3月に釜石市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 大槌湾に流れ込む鵜住居川(うのすまいがわ)右岸、山を後ろに、狭い平地の端に立っている。道路からは約100m。
 「桂明神」の額がかかる石鳥居をくぐると、先が少し開けていて、その中央に株立ちのカツラが立っている。
 カツラは、主な幹が8本。ほかに細いものが数本加わっている集合体だ(上記案内板には「十三本のかつら」とある)。肝心の中央部分が無くなっていて、一体感に欠けるのが残念。
 よく見ると、8本のうち1本は別の樹種だ。葉を確かめると、ケヤキだった。全体によく溶け込んでいるので、危うく見逃すところだった。
 朽ちた跡に発芽したものらしい。とすれば主幹が朽ちて倒れたのは、かなり以前のことのようだ。
 根元の地面に小さな窪みがあり、自然石の縁取りがあった。今は涸れているが、ここに小さな泉があったものと思われる。
 清水が湧き、主幹がまっすぐ立っていた時代に会ってみたかった。 
 
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