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名称 明河のムクノキ (みょうがのむくのき)
名称の典拠 「愛媛の巨樹八十選」(注1)
樹種 ムクノキ
樹高 25m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2) 今はもっと細い
推定樹齢 不明
所在地の地名 愛媛県西条市丹原町明河(保井野)(注3)
〃 3次メッシュコード 5033−50−23
〃 緯度・経度 北緯33度46分36秒
東経133度02分47秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2013年5月20日
注1)2003年10月、愛媛新聞社から刊行
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)2004年11月1日、旧西条市を含む2市2町が合併して新「西条市」誕生。旧行政区は周桑郡丹原町
堂ヶ森(1689m)の北斜面に源流を持つ鞍瀬川に沿って、県道153号を上流に向かう。最奥の集落である保井野を過ぎて1km弱。右手下方に観音堂がある。(よく注意すれば道路からも見えるのだが、車を運転しながらでは、見つけるのは難しい)
ムクノキは、観音堂に向かって右奥の斜面。大きな岩に馬乗りになって立っている。
多分、四国では一番。全国でも有数のムクノキだったと思うが、残念なことに、幹の一部が削げ落ちてしまった。台風による被害らしい。
それでも、岩を跨ぐ根の差し渡しは4mを超えているのではなかろうか。幹囲もさることながら、すばらしい規模の根回りを持っていたようだ。本当に惜しいことである。
断面のしっかりした幹が倒れて転がっている。きっとたくさんの枝葉をつけていたことと思う。大きな樹冠を持つ一方で、根元が弱くなった木ほど倒れやすいものである。恐らくここでもそうだったのだろう。
もう少し前に訪ね、倒れる前の姿を見ておきたかった。 |
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