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名称 明堂のヤマモモ (みょうどうのやまもも)
名称の典拠 愛媛新聞社「愛媛の巨樹八十選」
樹種 ヤマモモ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 9.0m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 愛媛県今治市大西町山之内(注2)
〃 3次メッシュコード 5132−07−53
〃 緯度・経度 北緯34度02分37秒
東経132度55分29秒
今治市指定天然記念物(1985年6月24日指定)
撮影年月日 2013年5月22日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
注2)2005年1月16日、今治市に合併。旧行政区は越智郡大西町
旧大西町中心部から、県道163号(鈍川伊予大井停車場線)を南下して旧玉川町に向かう。山越えの道である。
途中、越智西部広域農道を横切ると、間もなく急カーブが連続する道となるが、その付近の路傍に、「明堂さん」の案内板が出ていた。
案内板の先の方を見ると、背の高いイチョウと赤い屋根の一部が見える。そこが明堂だ。路肩に車を停め、そこからは歩く。
案内板によると、延元3年(1338)、後醍醐天皇の皇子尊真親王がこの地で薨去したため、冥福を祈るため廟堂を建立して、正観音を安置した。それがこの御堂だという。(明堂(みょうどう)は廟堂(びょうどう)の転訛といわれているようだ。なお、旧大西町役場の近くには尊真親王の陵墓がある)
ヤマモモは明堂の後方。
株立ちのヤマモモで、最大幹は2.8m。上記幹囲データは、それぞれの幹の測定値を合計した値だと思われる。(環境省の測定要項は、株立ちの場合はそうするよう指示している)
傍らに立った印象では、9mはどうかと思うが、確かに立派なヤマモモである。これだけ大きいヤマモモには、そう簡単に出会えるものではない。
幸い、樹勢も良好そうで、まだまだ大きくなりそうに思われる。 |
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