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名称 諏訪神社の大樟 (すわじんじゃのおおくす)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クスノキ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 9.0m(注2)
推定樹齢 伝承1200年(注3)
所在地の地名 千葉県長生郡睦沢町上之郷
〃 3次メッシュコード 5340−02−25
〃 緯度・経度 北緯35度21分13秒
東経140度18分50秒
睦沢町指定天然記念物(1983年3月31日指定)
撮影年月日 2014年5月16日
注1)2005年12月に睦沢町教育委員会が設置した金属製の立派なもの。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)環境省巨樹データベース(1992年調査)による
注3)上記案内板による
睦沢町役場の南西に、総合運動公園や中央公民館、歴史民俗資料館、こども園など、町の施設が集中する場所がある。
諏訪神社は町立睦沢こども園の南方約250m。北西に向いた斜面の途中に鎮座する。
案内板によると、大同2年(807)に信濃国諏訪大社の分霊を勧請したものらしい。このクスノキは、そのとき当地に赴いた諏訪大社の神官が持参した苗を植えたと伝えられているという。(昔、当地の人々は、信濃の冬は特に寒く、諏訪大社の森に暖地性のクスノキは育たないことを知らなかったのだろうか)
出自はどうあれ、年老いたクスノキであることは間違いなさそうだ。江戸時代中期に当地を訪れた中村国香(なかむらくにか、1769年没)が、「房総志料」のなかで、このクスノキを「盤根半石と化し」と記しているという(案内板より)。300年近く前に、既に老大木の趣きがあったと思われる。
すぐ傍に立つケヤキが途中で2幹に分かれ、その二股がちょうどクスノキを支えるような姿をしている。若いケヤキが老クスノキを労(いたわ)っているような格好だったが、残念ながらそちらの幹は枯れてしまった。
ケヤキも悲しんでいることだろう。 |
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