ページタイトル:恩徳寺の結びイブキ 当サイトのシンボル

画像:恩徳寺の結びイブキ_1

画像:恩徳寺の結びイブキ_2

画像:恩徳寺の結びイブキ_3
名称 恩徳寺の結びイブキ
    (おんとくじのむすびいぶき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ビャクシン
樹高 4.5m(注2)
目通り幹囲 3.4m(注2)
推定樹齢 400年?(注3)
所在地の地名 山口県下関市豊北町神田肥中(注4)
 〃 3次メッシュコード 5130−37−82
 〃 緯度・経度 北緯34度19分35秒
           東経130度53分51秒
国指定天然記念物(1955年10月26日指定)
撮影年月日 2012年7月26日

注1)山口県教育委員会と下関市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。国の天然記念物指定名称も同じ
注2)文化庁の公式WEBサイトによる
注3)案内板によると、天明4年(1784)に記載された文書に、当時の周囲約5尺(1.5m)余という記述があるようだ。それから約230年を経て幹囲が約2倍になったとすると、およそこんなところか
注4)2005年2月13日、下関市に合併。旧行政区は豊浦郡豊北町(ほうほくちょう)





 家々より一段高く、南に肥中(ひじゅう)漁港を見下ろす位置に浄土宗恩徳寺がある。天文20年(1551)8月、大内義隆夫人お花の方が開いたと伝えられているようだ(案内板による)。お花の方の持仏を安置しているとも(平凡社「山口県の地名」による)。
 細い参道の先、本堂の手前、向かって左手に、この異形のビャクシンが立っている(イブキはビャクシンの異称)。
 「結びイブキ」の名はその樹形から。
 文化庁公式ページの解説文に、「地上2メートルの所で分岐した支幹及び多数の枝が互に複雑に屈曲して結び合い、時に癒合し、塊状を呈する」とある。まさしく、まるで帯を折り重ねて結んだような支幹の姿なのである。こんな奇形は見たことがない。
 案内板には目通り2.9mとある。柵外からの目分量で確認すると、そんなものかも知れない。
 ビャクシンで幹囲が3mに満たなければ、報告対象ではないことになる。どうりで環境省巨樹データベースにも載っていないわけだ。
 しかし、この木には、大きさだけで測れない強烈なインパクトが確かにある。近くにお出かけの際は、ご覧になったらいかがだろうか。
 ただし、寺の近くに駐車場所がないので注意。(私は肥中漁港に停めさせていただいた)
 
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