ページタイトル:若宮神社の大椎 当サイトのシンボル

画像:若宮神社の大椎(幹と並ぶ) 名称 若宮神社の大椎 (わかみやじんじゃのおおしい)
名称の典拠 なし
樹種 ツブラジイ(注1)
樹高 30m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1) 実際はもっと太い
推定樹齢 不明
所在地の地名 滋賀県高島市武曽横山(注2)
 〃 3次メッシュコード 5235−77−89
 〃 緯度・経度 北緯35度19分30.3秒
           東経135度59分06.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2012年5月20日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 近畿版」による
注2)2005年1月1日、高島郡内の5町1村が合併して高島市誕生。旧行政区は高島郡高島町





 近江白浜水泳場の東で琵琶湖に流入する鴨川の支流八田川左岸、山裾に若宮神社が鎮座している。
 県道297号(安曇川高島線)から続く長い参道を進むと、間もなく、左手に大きなシイの木が見える。
 傍らの樹林内には、手書き文字で「巨大な椎の木」と書かれた案内板があり、それには周囲約8mと記されていた。
 計測して確かめたわけではないが、見た印象では、それくらいありそうだ。少なくとも、データにあるような5m級の巨木ではない。
 明らかに2本の合体木である。しかし、地上1.3mの高さでは、2本はまだしっかりとくっついていて、印象は1本の木だ。5.0mというのは分岐点の上で、太い方のみを測った値(あたい)なのではないだろうか。
 帰宅後、ネットで調べてみたが、このシイの木は、あまり知られてはいないようだ。ひっそり暮らしている賢者にひょっこり出会えたような気がして嬉しかった。

※)この大椎が伐採されたと、兵庫県伊丹市のMさんからメールをいただいた(感謝)。添付して下さった写真を拝見すると、低い位置で切断された切株になっていた。散歩中の方に、いつ伐採されたかMさんがお尋ねになったところ、はっきり覚えていないが2020年末か2021年になってからとの返答があったようだ。切株からは萌芽も見られるようなので、まだ枯死したわけではないが、かつてのような姿になるには数百年を待たねばなるまい。素晴らしい大椎だっただけに残念。(2121/06/16追記)
 
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