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名称 村山浅間神社の大杉
(むらやませんげんじんじゃのおおすぎ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スギ
樹高 47m(注2)
目通り幹囲 9.9m(注2)
推定樹齢 1000年(注3)
所在地の地名 静岡県富士宮市村山
〃 3次メッシュコード 5238−75−03
〃 緯度・経度 北緯35度15分39.3秒
東経138度39分59.3秒
静岡県指定天然記念物(1956年5月24日指定)
撮影年月日 2002年12月25日
注1)静岡県教育委員会と富士宮市教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)。正式には「村山浅間神社の大スギ」とカタカナだが、日常での通例に倣い漢字で大杉とした
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
村山浅間神社は、富士山の南麓、標高500m付近。案内板によれば、鎌倉時代に僧頼尊が村山の地から富士行を創始して以来、村山登山口とともに富士修験の中核として栄えたようだ。
中世・近世を通じ、興法寺(大日堂)とともに発展してきたが、明治の神仏分離や修験禁止で興法寺は廃され、また富士登山道が別の場所に付け替えられて、往年の賑わいを失ったようだ。
境内の一角に、そんな盛衰を眺めてきた大杉が立っている。高い位置まで主幹がスッと伸びていて気持ちがいい。
案内板には、中心部に長さ8mに及ぶ空洞があるとあった。下部の大枝は支柱で支えられている。枝葉のつきもあまり良くない。主幹の外見上の勢いとは異なり、樹勢は徐々に衰微しているらしい。
なお、境内にはこの他にも大杉が多く、平成3年(1991)3月1日に、富士宮市から社叢全体が保存樹林に指定された。氏神社参道や駐車場の脇のスギなどもなかなか立派である。 |
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