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画像:向野のエドヒガン(全景)

画像:向野のエドヒガン

画像:向野のエドヒガン(遠景)
名称 向野のエドヒガン (むかいののえどひがん)
名称の典拠 現地での呼称(注1)
樹種 エドヒガン
樹高 20m(注2)
目通り幹囲 11.4m(注2)
推定樹齢 100〜199年(注2)
所在地の地名 富山県南砺市野口向野
 
〃 3次メッシュコード 5436−67−01
 
〃 緯度・経度 北緯36度30分16.1秒
           東経136度53分21.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2005年4月16日

注1)向野橋の近くの案内柱は「向野の江戸彼岸桜」と漢字
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による





 旧城端町を縦断して流れる山田川に架かる向野橋から上流側に視線を向けると、山田川右岸堤防上に立つエドヒガンの独立木が見える。
 立ち上がってすぐ、根元付近で9幹に分かれている。目通りの旧環境庁データは、調査要項に則って各幹囲を合算した値だと思われるが、太さの実感からはほど遠い。
 五〜七分咲きの頃に訪れた。花色が濃く、艶やかな姿が枯野に一際映える。残雪の遠山も、ここではサクラの引き立て役だ。
 晴天の土曜日ゆえ、既に先客が多数おられた。三脚に長焦点レンズをつけた本格派から、携帯電話のレンズを向ける人まで、さまざまな方がさまざまな手段で、艶姿を記録しておられた。
 当地では著名な名木なのである。花の季節には、対岸からライトアップもするようだ。
 若い木であり、樹勢も良い。
 ただ、ほんの崖っぷちに立っており、根元の土がかなり削れているのが気になる。根こそぎ倒れてしまう心配はないのだろうか。
 
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