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名称 元宇品公園のクスノキ
(もとうじなこうえんのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 28m(注1)
目通り幹囲 5.6m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 広島県広島市南区元宇品町
〃 3次メッシュコード 5132−43−07
〃 緯度・経度 北緯34度20分26.1秒
東経132度27分45.7秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年3月28日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 中国・四国版」による
広島市を流れる太田川は、その河口で流路がいくつにも分かれ、複数の三角州を形成している。地理の教科書にしばしば登場する典型的なデルタ地形だ。
三角州は、川に囲まれた島である。土地が平坦で、大きな建物を建てるのに便利だが、水面との高低差が小さいので、その殆どは人工的な護岸で水害から守られている。(川が流れやすいようにするため、三角州の多くは直線的な周縁部を持つ)
その先、広島湾の沖には安芸の宮島と呼ばれる厳島(いつくしま)をはじめ、江田島市の島々等がいくつも浮かんで、瀬戸内海の風景を形作っている。
それら島々の一つが、宇品島だ。
長さ1.3km、幅0.6kmほどの小さな島で、最高部の標高は58m。太田川河口のすぐ近くにあるため、地図で見ると、三角州群のなかに、異質な形が紛れ込んだよう。
その宇品島の約半分。南西部が元宇品公園となった。原生林に覆われた自然公園で、瀬戸内海国立公園の一部でもある。
左図のクスノキはその一員。島の南端、宇品灯台のすぐ近くに立っている。
本土とは短い橋で結ばれていて、灯台の近くまで車で行ける。駐車場もあるので、アプローチは簡単だ。
広島市民のよく知るクスノキなのではないだろうか。 |
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