ページタイトル:妹背牛神社のハルニレ 当サイトのシンボルマーク

画像:妹背牛神社のハルニレ 名称 妹背牛神社のハルニレ
    (もせうしじんじゃのはるにれ)
名称の典拠 なし
樹種 ハルニレ
樹高 21m(注1)
目通り幹囲 4.2m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 北海道雨竜郡妹背牛町妹背牛
 〃 3次メッシュコード 6541−47−27
 〃 緯度・経度 北緯43度41分37.5秒
           東経141度57分55.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月6日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 北海道・東北版」による





 妹背牛町は札幌と旭川を結ぶ北海道中央部の大動脈の途中、滝川市と深川市の間に位置する。
 町名の「もせうし」は、アイヌ語起源の名前のようだが、妹背牛の文字に、愛する人を背に乗せた牛を牽きつつゆっくり歩む青年の姿が想像され、なんだかほのぼのとした気分にさせられる。
 JR妹背牛駅と町役場を結ぶ直線道路に参道を開いて妹背牛神社が鎮座する。
 祭神は大己貴神(おおなむちのかみ)・大國魂神(おおくにたまのかみ)・少彦名神(すくなひこなのかみ)の3柱。
 境内の由緒記によると、明治31年(1898)、妹背牛町開拓の祖森源三翁が当地に産土神(うぶすながみ)がないのを憂い、北海道神宮の分霊を勧請して創建したという。訪問時までに120年の歴史を持つ神社だ。
 環境省巨樹データベースに載る幹囲592cmのハルニレに会うため、妹背牛神社を訪ねた。
 同資料では2000年の報告とあるが、数値は1988年の旧報告値と同じ。再測定したわけではなさそうだ。測定から30年以上を経て、今はもっと大きいはず。期待を込めての訪問だった。
 しかし、境内にそれほどの巨木は見当たらない。どうやら、失われてしまったようだ。
 その代役と言ってはなんだが、鳥居脇のハルニレを紹介することにした。
 環境省データベースで幹囲420cmとされている個体だと思うが、当然、今はそれよりずっと大きい。
 姿も良く、樹勢も良い。
 参道入口に立ち、妹背牛神社のこれからの「顔」になるであろうハルニレである。
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