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名称 森の木 (もりのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 10m(注2)
目通り幹囲 5.7m(注2)
推定樹齢 700年以上(注3)
所在地の地名 福井県福井市加茂河原3丁目
〃 3次メッシュコード 5436−01−65
〃 緯度・経度 北緯36度03分41.4秒
東経136度11分32.3秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2007年5月27日
注1)所有者の熊野神社が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
注3)上記案内板による
福井競輪場の西750m、住宅地の交差点の角に立つケヤキ。
ケヤキが立つ場所は「熊野神社外苑」。現在、熊野神社はここから200mほど南に鎮座するが、かつてはこの辺りまで境内だったのだろう。
案内板によれば、天正元年(1573)、領主朝倉氏が織田信長に攻め滅ぼされた際、自らの守護神である熊野権現を厨子とともに足羽川に流した。
それが加茂河原笏谷の赤岩の渕に流れ着き、見つけた村人が御堂を建立して、ケヤキの下にあった道祖神とともに祀ったという。慶長11年(1606)の越前国絵図に「加茂河原村西麓の欅の下に道祖神あり」と記されているということだ。
今から400年前に、人々が注目するほどのケヤキであったならば、確かに樹齢は相当なものになるのだろう。(それがこの木かどうかは不確定だが)
名前からは、一木で森を成すほどの大木だったとも想像される。しかし今は、住宅地にあるため大きく刈り込まれ、肩身を狭くして生きている。 |
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