ページタイトル:森の神様 当サイトのシンボルマーク

画像:森の神様(幹と並ぶ) 名称 森の神様 (もりのかみさま)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 カツラ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 12.3m(注2)
推定樹齢 900年(注2)
所在地の地名 北海土居上川郡美瑛町忠別
 〃 3次メッシュコード 6542−35−48
 〃 緯度・経度 北緯43度37分16.8秒
           東経142度43分43.4秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年6月14日

注1)「巨木保護協議会」が設置。これは林野庁が選んだ「森の巨人たち百選」としての名称でもある
注2)今田秀樹著「2018 北海道の巨樹・名木150選」による





 旭川市街地から道道1160号(旭川旭岳温泉線)、同213号(天人峡美瑛線)と乗り継いで、忠別川(ちゅうべつがわ)を遡る。大雪山(たいせつざん、2291m)の懐ろに向かう道だ。
 忠別湖を過ぎて、「天人峡」と呼ばれる谷に入って行く。地図で見ると、谷を挟むように大岩、峡関壁、長城壁などの岩壁があるようなのだが、道の両側には深い森が続いていて、車窓からは様子がわからない。
 峡関壁と長城壁の間に、南の山塊から延びる尾根の先端が忠別川に向かって岬のように突き出た場所があり、その手前250mほどのところに、右へ入る未舗装路があって、そこに「巨木 森の神様 入口」の案内表示があった。(カツラから100m弱まで車で行ける)
 株立ちのカツラで、古い幹もまだ生きているが、もう途中から折れてしまっている。第一世代から第二世代に(もしかしたら第二から第三に)世代交代しつつある姿である。
 林内には他にもカツラが見られ、株立ちのほか、単幹で3mを超える巨樹もある。カツラはこの森の古くからの住人の一つなのだろう。(さすがにこれほど大きい個体はほかに見当たらないが)
 上記「北海道の巨樹・名木150選」によると、『平成10年(1988)にボランティア団体が森林整備作業を行った際に、参加者等により「森の神様」と愛称がつけられた』のだそうである。
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