ページタイトル:森八幡神社の夫婦杉 当サイトのシンボルマーク

画像:森八幡神社の夫婦杉(幹と並ぶ) 名称 森八幡神社の夫婦杉
    (もりはちまんじんじゃのめおとすぎ)
名称の典拠 なし(注1)
樹種 スギ
樹高 40m(注2)
目通り幹囲 5.8m(注2)
推定樹齢 200〜299年(注2)
所在地の地名 岐阜県下呂市森字羽根(注3)
 〃 3次メッシュコード 5337−51−69
 〃 緯度・経度 北緯35度48分26.5秒
           東経137度14分38.4秒
下呂市指定天然記念物(1998年4月20日、「森水無八幡神社の社叢」の名称で境内林全体を一括指定)
撮影年月日 2021年11月17日

注1)神社名について、鳥居額や門前の社号柱には「水無八幡神社」とあり、上記天然記念物指定名称やグーグル地図でもその名前を採っているが、境内の案内板は「森八幡神社」で統一が図られていたので、地元ではそう呼び慣わされているのだろう。その名に従った。なお根元には「夫婦杉」の立札(高札形の樹名板)があった。
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)2004年3月1日、益田郡内の4町1村が合併して下呂市となった。旧行政区は益田郡下呂町





 下呂市中心部、下呂市役所の北方200mほどの位置に森八幡神社が鎮座する(駐車場あり)。
 創立年代不詳ながら、古くから続く神社のようで、平安時代から鎌倉時代にかけて飛騨の匠の手で造られた木造神像10体(国重文)を所蔵する。また当神社の祭事「田の神祭」は、中世以来の田遊びの芸能を規模・様式ともに伝えているとして、「下呂の田の神祭」の名称で国の重要無形民俗文化財指定を受けている。
 社叢は、市街地にあって樹木の密度は低いが、なかなかの大杉の森だ。(目分量で4m弱のイチョウもある)
 最大のスギは拝殿の右斜め前方(向かって左手前)。その後方に立つ1本とともに「夫婦杉」と呼ばれていたようだ。
 大きさから見て、多分手前が「夫」で奥が「婦」だったのだろう。残念ながら「婦」の方は死んでしまい、幹が途中で切断されている。「男やもめ」になってしまった夫婦杉である。
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