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名称 茂比羅の椎木 (もびらのしいのき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 23m(注2)
目通り幹囲 8.3m(注2)
推定樹齢 600年(注3)
所在地の地名 鳥取県東伯郡三朝町東小鹿
〃 3次メッシュコード 5333−07−45
〃 緯度・経度 北緯35度22分40.7秒
東経133度56分37.8秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2016年4月3日
注1)1999年10月に三朝町教育委員会が設置
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
国宝の投入堂(なげいれどう)があることで有名な三仏寺は、三徳山(みとくさん、900m)の北麓。反対側の南麓には神倉(かんのくら)という名の集落がある。「仏」と「神」の呼応は偶然なのだろうか?
それはさておき、神倉集落があるのは小鹿川(おしかがわ)右岸。一つ下流側の集落が東小鹿(ひがしおしか)で、現在は、川沿いに走る県道33号(三朝中線)が両集落を結ぶメインルートである。
しかし、かつては北側高台を通る道が主だったようだ。
左図のシイ巨木は、その旧道沿い、両集落のちょうど中間付近に立っている。
合体木の可能性はあるものの、堂々たる体格のシイである。樹勢も良さそうだ。
枯れたままの姿で残る大枝が多く目につく。それがこの木の景色となり、なかなか良い雰囲気を醸しているように思われる。枯れた枝が切られずにいるのは、滅多に人の通わぬ場所に立つ巨木の特権であろう。
根元には小さな祠。このシイも、信仰対象として、伐採を禁じられてきたのではあるまいか。
平成10年(1998)2月4日、「とっとりの名木百選」に指定された。
東小鹿からだと、シイの近くまで車で行くことも出来る。ただし、道はごく狭いので注意。(道案内の表示なし) |
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