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名称 大手町のスギ (おおてまちのすぎ)
名称の典拠 天然記念物指定名称
樹種 スギ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 400年以上(注2)
所在地の地名 岩手県奥州市水沢大手町1丁目(注3)
〃 3次メッシュコード 5841−51−61
〃 緯度・経度 北緯39度08分38.9秒
東経141度08分22.5秒
奥州市指定天然記念物(1972年4月1日指定)
撮影年月日 2017年5月9日
注1)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注2)奥州市発行の文化財紹介冊子に「江戸時代以前から水沢要害を見守ってきた古木」とあるので…
注3)2006年2月20日、2市2町1村が合併して奥州市誕生。旧行政区は水沢市
天然記念物としての名称は標記の通りだが、むしろ「旧水沢市役所(現在の奥州市役所)の姥杉」と呼んだ方が分かりやすいかも知れない。
ここはかつて水沢城があった場所で、案内板によれば、「三之曲輪(くるわ)」の一部にあたるらしい。
明治の廃藩置県まで城は存続。留守氏(水沢伊達氏)が代々の城主を務めたが、城が廃されて後、旧水沢町の所有となってからは、史跡として保存されることはなく、城跡の殆どが払い下げられて民有地となり、昔の面影はすっかり失われてしまった。現在、グーグル地図の航空写真を見ても、かつてここに城郭が存在したことを想像するのは難しい。
大杉は、市役所の前面に立っている。
周囲が庭園風に整えられていることもあって、低い築山の上に立つようにしか見えないが、ここは三の丸の土塁の一部なのだそうである。
幹のかなりの部分が損傷を受けている割には、樹勢が良さそうに見える。
水沢城の数少ない忘れ形見として、今は大切にされているものと思われる。 |
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