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画像:溝呂木の大ケヤキ

画像:溝呂木の大ケヤキ(幹と並ぶ)
名称 溝呂木の大ケヤキ (みぞろぎのおおけやき)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 30m(注2)
目通り幹囲 8.1m(注2)
推定樹齢 伝承1000年(注3)
所在地の地名 群馬県渋川市赤城町溝呂木字宮ノ前(注4)
 〃 3次メッシュコード 5439−60−15
 
〃 緯度・経度 北緯36度30分51.9秒
           東経139度03分35.9秒
群馬県指定天然記念物(1968年5月4日指定)
撮影年月日 2003年5月25日

注1)群馬県教育委員会と赤城村教育委員会が連名で設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)同上。現地の案内板では800年。
注4)2006年2月20日、渋川市に合併。旧行政区は勢多郡赤城村





 溝呂木(みぞろぎ)は赤城山の西麓。国道353号沿線、沼田街道沿いの宿場であった。
 変わった集落名だ。「角川日本地名大辞典」によれば、往古、「みぞろヶ池」があったが、蛇抜け(蛇穴からの漏水が原因となって堰堤が崩れたということか?…※)の崩壊で消滅したと伝える。溝呂木はその池に因む地名だということらしい。(「みぞろ」は真泥の訛りだという)
 池の泥なら真泥ではなく深泥の訛りとは考えられないのか。そもそも谷でもないこの地に、本当に大きな池があったのかなど疑問は尽きないが、いずれにせよ、すべては推測の域を出ない。
 大ケヤキは諏訪神社の御神木。社殿側から見た片面はしっかりしているが、反対側は樹皮が剥がれ、主幹も失って少し寂しい姿となっている。

※ 後日、「蛇抜け」とは土石流のことであることがわかった。流れる様を蛇の動きになぞらえたのだろうか。無知を恥じるとともに、改めて、こまめに辞書を引くことの大切さが身に沁みた。(2012年7月追記)
 
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