ページタイトル:溝口のカラカサ松 ロゴ:人里の巨木たち

画像:溝口のカラカサ松(幹と並ぶ) 名称 溝口のカラカサ松 (みぞくちのからかさまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 アカマツ
樹高 不明
目通り幹囲 5.5m(注2)
推定樹齢 400年以上(注3)
所在地の地名 長野県伊那市長谷溝口(注4)
 〃 3次メッシュコード 5338−50−58
 〃 緯度・経度 北緯35度47分41.4秒
           東経138度06分22.1秒
伊那市指定天然記念物(1997年6月25日指定)
撮影年月日 2016年5月23日

注1)伊那市教育委員会が設置(設置年月不詳)。天然記念物指定名称もこれに同じ
注2)八十二文化財団「信州の文化財検索」による
注3)上記案内板による
注4)2006年3月31日、伊那市に合併。旧行政区は上伊那郡長谷村





 三峰川(みぶがわ)に出来た人造湖である美和湖の東、大犬沢と小犬沢に挟まれる尾根の稜線上に立つアカマツ巨木。標高はおよそ1330m。
 樹名の溝口は地名。尾根の先端が美和湖に沈むあたりが溝口集落である。カラカサ松は、大きく広がる樹冠を、開いた唐傘(からかさ)に見立てたもの。
 自然の造形による、なかなか姿の良いカラカサだ。
 かつては尾根上に道があったらしい。空峠を経て、東の戸台へと続く道でもあり、また、山仕事に必要な道でもあったようだ。ここまで上ってくる人は少なかっただろうが、その人たちにとっては、よく知られていたマツだったと思われる。カラカサ松の根元には山の神が祀られ、木陰は一休みの場所でもあったという。(案内板を参考)
 今は、溝口と南郷の間から鹿嶺高原に至る道路ができ、ずいぶん気軽にマツと会えるようになった。(路傍に案内表示あり)
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