ページタイトル:三誉の松 当サイトのシンボルマーク

画像:三誉の松 名称 三誉の松 (みよのまつ)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 クロマツ
樹高 9m(注2)
目通り幹囲 3.5m(注3)
推定樹齢 400年以上(注2)
所在地の地名 青森県青森市合浦(がっぽ)2丁目
 〃 3次メッシュコード 6140−16−92
 〃 緯度・経度 北緯40度49分46.8秒
           東経140度46分43.8秒
青森市指定天然記念物(2004年11月17日指定)
撮影年月日 2022年7月27日

注1)2008年12月に青森市が設置。なお、天然記念物指定名称は「黒松(三誉の松)」で、標記の名称は括弧内に記されている
注2)上記案内板による
注3)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による。それには全体の幹囲663cm、主幹のみでは350cmとあるが、6.6mをこの松の大きさとするにはちょっと抵抗があったので取り上げなかった





 青い森鉄道(旧JR東北本線)東青森駅の北方約2km。国道4号と青森湾の間に、「日本の都市公園100選」に選ばれた合浦公園がある。市街地にあって、野球場(注4)や海水浴場を含む広大な公園である。(広さは東京ドームの約3.6倍)
 その一角に「三誉の松」が立っている。というか、案内板によると、公園計画そのものがこの松を中心に立案されたようなのである。「三誉の松」は合浦公園のシンボル・ツリーというわけだ。(Wikipediaに詳しく載っている)
 歴代津軽藩主が領内巡行の際、『この地で野宴を開き、自らこの古樹に酒を献上したといわれて』いるらしい。昔から名木の誉れが高かったのだろう。
 その後、平成3年(1991)の「りんご台風」で大きな被害にあい、規模が縮小してしまったようだが、今も大切に管理されている。
 ところで、「三誉の松」の名前の由来は何なんだろう。
 単に「誉(ほまれ)の松」でもよさそうなのに、「三」がついているのは、何か3つの美点が伝えられているのだろうか。それとも身分の高い三人の人物が褒めたとか…。何か理由がありそうである。
 まさか、3幹だから誉の松が3本あるという意味ではないと思うが、案内板には何も書いてない。
 そういうアバウトなところが青森県人の偉大なおおらかさに繋がっているのかも知れない。

注4)昭和25年(1950)6月28日、読売ジャイアンツの藤本英雄投手が西日本パイレーツを相手に日本プロ野球史上最初の完全試合を達成。その会場となったのがこの野球場である
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