ページタイトル:猪岡八幡神社のスダジイ 当サイトのシンボルマーク

画像:猪岡八幡神社のスダジイ 名称 猪岡八幡神社のスダジイ
    (いのおかはちまんじんじゃのすだじい)
名称の典拠 なし
樹種 スダジイ
樹高 15m(注1)
目通り幹囲 5.0m(注1)
推定樹齢 不明
所在地の地名 京都府宮津市宮村
 〃 3次メッシュコード 5335−21−25
 〃 緯度・経度 北緯35度31分35.9秒
           東経135度11分41.1秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2022年5月16日

注1)環境省巨樹データベース(2019年調査)による





 地理院地図を見ると、京都丹後鉄道宮津駅の南方1.1kmほどのところに標高164.4mの三角点記号がある。山名は記載されていないが、八幡山というらしい。
 かつてその山頂に、南北720m、東西400mに及ぶ丹後最大級の山城があった。築かれたのは中世ということだが、具体的にいつ誰が築いたかはわかっていないらしい。天正7年(1580)、織田信長の命で丹後を攻略した細川藤孝(ふじたか。本名よりもむしろ雅号の幽斎の方が有名)・忠興(ただおき)父子がこの城を拠点としたこともあったそうである。(参道入口の案内板による)
 八幡山西麓から山頂の城跡まで尾根道が続いていて、その途中に八幡神社が鎮座する。 
 案内板によれば、長和5年(1016)、丹後国守護藤原保昌(ふじわらのやすまさ。妻は和泉式部)が京都の石清水八幡宮から分霊を勧請したのが始まりらしいから、実は城よりも神社の方が先輩である。
 何処までが境内なのか知らないが、とにかくスダジイ巨木が多い。環境省巨樹データベースには全部で36本が登録されている。
 最大でも幹囲5.0mで特大の巨木はないが、これだけ数が多いと、どれが最大か探すだけでも大変。(結局、最大木は特定できなかった)
 左図は登り始めてすぐ見える個体。板根の発達がすばらしいので、境内の巨木たちの代表となってもらった。
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