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名称 宮ヶ原のクスノキ (みやがはるのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 25m(注1)
目通り幹囲 5.5m(注1)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 福岡県八女市長野(宮ヶ原)
〃 3次メッシュコード 4930−65−70
〃 緯度・経度 北緯33度14分02.2秒
東経130度37分53.5秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2017年4月3日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による
旧上陽町(じょうようまち)役場、現在の八女市役所上陽支所の前から、県道52号(八女香春線)を西に向かう。1kmほど走ると星野川(ほしのがわ)の川岸に出るが、そのあたりで対岸にこのクスノキが見える。
クスノキが立つのは宮ノ上橋(みやのかみばし)西詰。その先には津江神社と宮地嶽神社が並んで鎮座する。
昔はいずれかの神社の境内木だった可能性が大きいが、今は星野川の一部ということで、環境省巨樹データベースでは、福岡県が所有するクスノキということになっている。(星野川は一級河川矢部川の支流なのだが、ここは国有地ではないのだろうか?)
このあたりの川岸は、もとから岩場だったようだ。そして、護岸工事により、両岸はさらに切り立つ崖となった。そんなところに立っている。
大水に備えて河岸を強固にすることは、とても大事なことである。そのためにはこのクスノキが邪魔だと考える意見もあったかも知れない。でも、クスノキは残された。護岸工事の際に根元が少し埋められた可能性はあるが、安全と景観の折り合いがつけられたのである。
青空の下でのびのびと枝を広げるクスノキを見ると、伐られないでよかったと思う。 |
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