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名称 宮ヶ原天神社のスダジイ
(みやがはらてんじんしゃのすだじい)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 スダジイ
樹高 28m(注2)
目通り幹囲 7.8m(注2)
推定樹齢 300年(注3)
所在地の地名 静岡県賀茂郡西伊豆町大沢里宮ヶ原
〃 3次メッシュコード 5238−16−98
〃 緯度・経度 北緯34度49分40秒
東経138度51分02秒
西伊豆町指定天然記念物(1989年10月20日指定)
撮影年月日 2009年2月15日
注1)設置者・設置年月とも不詳
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注3)上記案内板による
見る角度によって、まったく表情を変える巨木がある。このスダジイもその1本だ。
県道59号(伊東西伊豆線)に開いた参道を歩き始める。すぐ先に石段があり、登り始めるとすぐ、上の方に黒々とスダジイのシルエットが見える。その姿は、おどろおどろしく、恐ろしげだ。石段脇のスギ林を透かしてみるとき、空があまり見えないことが、そんな感じを抱かせるのだろう。登りきって上空が開けると、もう恐ろしい姿ではなくなっている。
単幹のスダジイで、かなり斜めに傾いている。まだ大枝も残っているものだから、根に加わる力のモーメントは相当な大きさだろう。何かの拍子に倒れてしまわぬか、心配である。
左中図は背後から撮影したもの。老樹独特の、太い血管のように盛り上がった筋が力強さを感じさせる。
鄙びた地にあって、あまり訪問客もいないと思われるが、なかなかのスダジイである。
※大阪のOさんよりこのシイが倒伏したとのメールをいただいた(情報に感謝)。ネット上で情報を探すと、2021年10月10日15時頃に根元から倒れたらしい。単幹の素晴らしい大シイだっただけに残念。(2024/05/12追記) |
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