|
|
|
名称 三峯の大いちょう (みつみねのおおいちょう)
名称の典拠 鯖江市の公式サイトから
樹種 イチョウ
樹高 7m(注1)
目通り幹囲 9.6m(注1)
推定樹齢 200〜299年(注1)
所在地の地名 福井県鯖江市上戸口町
〃 3次メッシュコード 5336−72−61
〃 緯度・経度 北緯35度58分36.1秒
東経136度16分13.4秒
鯖江市指定天然記念物(2000年6月1日指定)
撮影年月日 2007年5月27日
注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 甲信越・北陸版」による
戸口トンネル南口近くから東に入る小道を、三峯城跡に向かって3.7km走る。
訪問時現在、未舗装区間もあり、道は狭く、普通のセダンで行ったものだから、車腹が拾った落枝を取り除きながらの走行だった。すれ違うための待避所もほとんどないので、車を利用する場合は、心して訪れる必要あり。
日曜だったので、ほかにも訪問者が2グループあったが、幸い、行きも帰りも対向車には出会わずに済んだ。
イチョウは三峯城跡遊歩道の入口近く。道路脇には広いスペースがあり、駐車場の心配だけは無用。
ほかの訪問者グループのうちの1組は近所にお住まいの方で、昭和56年(1981)の豪雪で主幹が折れてしまったことを教えてくれた。
後日、鯖江市のサイトで調べたところ、1973年5月1日に福井県天然記念物の指定を受けたが、倒壊後の1982年1月26日、指定解除されていたことがわかった。
雪による倒壊だったため、幸い、根の損傷はほとんど無かった。まもなく切り株からは若い芽が育ってきて、今日の姿になった。
いずれも若い枝(幹)で、これのみを見れば大したことはない。再度の記念物指定は、元気だった頃の巨樹の記憶とセットなのだろう。
かつてここには10戸ほどの集落があり、イチョウの近くには子安観音堂があった。それが1戸、また1戸と減って、最後まで残った山崎家も昭和12年(1937)に山を下りて、以来、集落は無住となった。
イチョウの記憶と集落の記憶と、両方の記憶を担って、是非とも目を見張るような巨木に育ってほしいものだ。 |
|