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名称 諏訪神社のケヤキ (すわじんじゃのけやき)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ケヤキ
樹高 15m(注2)
目通り幹囲 6.0m(注2)
推定樹齢 300年以上(注2)
所在地の地名 茨城県常総市水海道諏訪町(注2)
〃 3次メッシュコード 5439−07−29
〃 緯度・経度 北緯36度01分19.9秒
東経139度59分29.6秒
常総市指定天然記念物(2002年4月1日指定)
撮影年月日 2010年2月11日
注1)2004年2月23日に常総市教育委員会が設置
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 関東版(T)」による
注3)2006年1月1日、石下町と合併して常総市に。旧行政区は水海道市(みつかいどうし)
諏訪神社は、旧水海道(みつかいどう)中心市街地の一角。
市街地は、鬼怒川と小貝川に挟まれた低地で、そこには八間堀川も流入している。
境内に設置された複数の案内板の記述を総合し、多少の私見を混えると、およそ次のようなことだと思われる。
鎌倉時代以前は、ここに豊田川が流れていた。当時は大水が出るたび、流路が変わっても不思議ではない。にもかかわらず、大ケヤキが生き残っていることを思えば、ここは安定した中州の一つだったと思われる。多くの木々が被害を受けるなかで、その都度生き残って大きくなるケヤキに神性を感じたのだろうか。いつの頃か、ケヤキの根元に祠が築かれた。明治までは、ケヤキと小祠があるだけだったが、関東鉄道の開通に伴って諏訪神社復興の気運が高まり、信濃の諏訪大社から再度分霊を勧請して大正時代に再興された。
もっとも、生き残ったケヤキは、これ1本だけではなかったのだろう。諏訪町の名に変わる前の旧町名は五本榎といったらしい。エノキとケヤキとはしばしば混同されるものである。(神社庁への神木登録の際も、エノキとして登録されてしまったようだ)
主幹が傾いているのは、流失までには至らなかったが、かつて洪水の害を受けた名残なのだろうか。 |
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