ページタイトル:御津神社のクスノキ サイトのシンボル

画像:御津神社のクスノキ


画像:御津神社のクスノキ(幹と並ぶ)
名称 御津神社のクスノキ (みとじんじゃのくすのき)
名称の典拠 なし
樹種 クスノキ
樹高 18m(注1)
目通り幹囲 9.2m(注1)
推定樹齢 1000年以上(注2)
所在地の地名 愛知県豊川市御津町広石祓田(注3)
 
〃 3次メッシュコード 5237−12−85
 
〃 緯度・経度 北緯34度49分19秒
           東経137度18分43秒
御津町指定天然記念物(1992年1月23日指定)
撮影年月日 2007年12月23日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)1999年11月に御津町教育委員会が設置した御津神社に関する解説板に、クスノキのことも書いてある。そこから引用
注3)訪問後の2008年1月15日、豊川市に合併。旧行政区は宝飯郡御津町





 蒲郡市との境界付近、海岸線から1kmちょっと内陸側に、標高94mの御津山があり、その北に御津神社が鎮座している。
 案内板によれば、延喜式神名帳に、三河26座の一つとして「正三位御津大明神」の名が挙げられているようだ。古い歴史をもつ神社なのだ。
 神社ではあるが、享徳元年(1452)銘の梵鐘や、永和年中(1375〜79)に書写された大般若経なども所蔵している(いずれも御津町指定文化財)。明治の神仏分離以前の信仰形態の遺物である。
 南東に開いた主参道から境内に入る。
 大クスノキは参道の途中、向かって右手。
 参道側から見ると、かつての姿は崩れ、複数の幹が残っているのみかと思えたが、反対側から見ると、確かに1本の木だ。(こちらが表の顔と言っていい)
 主幹と呼ぶべき幹がなく、背が低くなり、枝が切り取る空間も小さくなってしまった。しかし、さすがに根の辺りは堂々として威厳を保っている。
 竹垣の内側では、クスノキの近くにセンリョウが植えられ、新年を前に、赤や黄の瑞々しい実をつけていた。
 
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