ページタイトル:御手洗神社のナギ 当サイトのシンボル

画像:御手洗神社のナギ_1


画像:御手洗神社のナギ_2
名称 御手洗神社のナギ (みたらいじんじゃのなぎ)
名称の典拠 現地の標柱(注1)
樹種 ナギ
樹高 18m(注2)
目通り幹囲 7.8m(注2)
推定樹齢 1200年(注3)
所在地の地名 大分県豊後大野市三重町上田原(注4)
 〃 3次メッシュコード 4931−44−07
 〃 緯度・経度 北緯33度00分35.2秒
           東経131度35分08.1秒
大分県指定天然記念物(1972年3月21日指定)
撮影年月日 2010年3月27日

注1)豊後大野市教育委員会が設置(設置年月不詳)
注2)環境庁「日本の巨樹・巨木林 九州・沖縄版」による。なお、御手洗神社の由緒を記した案内板には「幹周六・八米」とある
注3)上記の、神社の由緒を記した案内板による
注4)2005年3月31日、大野郡内の5町2村が合併して豊後大野市誕生。旧行政区は大野郡三重町





 大野川右岸、上田原の集落内に御手洗神社がある。
 祭神は伊邪那美神(いざなみのかみ)、速玉之男神(はやたまのおのかみ)はじめ、全部で8柱。
 境内に掲げられた由緒書によると、光仁天皇(在位770〜81)の命により、時の太政大臣藤原公季(ふじわらのきんすえ)が、(熊野から分霊を勧請して?)宝亀5年(774)、ここに社殿を建立したのが始まりという。
 記述に横槍を入れたくはないが、藤原公季は平安時代の太政大臣で、10世紀半ばに生まれた人物だ。時代が2百年ほど異なり、由緒にはちょっと無理がある。
 その藤原公季が、神社創立の際、熊野から持参して植えたのが、このナギだという。上記の樹齢1200年は、この伝承に基づいているようだ。
 正面参道の脇に立っている。
 株立ちのナギで、いくつもの幹が途中で折れ、背丈は低い。根元付近は、もうかなり崩れかけている。支柱がないと、強風に倒れそうだ。
 でも、葉を見る限り、現時点での樹勢は悪くないように見える。
 全国で数少ないナギの巨木である。いつまでも元気でいてほしいと思う。
 
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