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名称 三滝城の大いちょう (みたきじょうのおおいちょう)
名称の典拠 現地の案内板(注1)
樹種 イチョウ
樹高 35m(注2)
目通り幹囲 7.9m(注2)
推定樹齢 550年(注3)
所在地の地名 愛媛県西予市城川町窪野(注4)
〃 3次メッシュコード 5032−06−93
〃 緯度・経度 北緯33度24分57.1秒
東経132度47分46.2秒
愛媛県指定天然記念物(1951年11月27日指定)
撮影年月日 2013年5月14日
注1)西予市教育委員会が設置(設置年月不詳だが、合併して西予市が成立した後に設置されたと思われる)
注2)環境省巨樹データベース(2000年フォローアップ調査)による
注3)上記案内板による
注4)2004年4月1日、2郡にまたがる5町が合併して西予市誕生。旧行政区は東宇和郡城川町
大茅峠を越えて高知県の檮原町に至る道路が県道2号(城川檮原線。県道番号は両県で共通)である。
県道2号は、男地集落と桂集落の間を、三滝山(642m)の南側を通るが、それとは別に、三滝山の北を通る道もある。(ほとんど登山道とも言えそうな細い道だが、舗装だけはしてある。2駆のセダンでも何とか踏破することが出来た)
この道の途中に、標記の大イチョウが立っている。
イチョウは道路から少し離れて低地側に立っているので、ともすると見落としがちだが、道路脇に建つ林庭院(茅葺きの小堂)を目当てにすれば、知らずに通り過ぎてしまうことはない。イチョウは道を挟んで、林庭院の反対側に立っている。(林庭院に駐車スペースあり)
三滝山には、かつて三滝城があった。イチョウのあたりには二の丸が築かれていた。
戦国時代、天正(1573〜92)の頃、三滝城主紀親安(きのちかやす)が長宗我部の軍勢と戦って敗れ、このイチョウの下で自害したとする伝承がある。享年32歳。さぞ無念だったことだろう。
写真に見える石塔には、親安の辞世が刻まれている。「蔭山の花は咲けとも散りくちて草の都の花さかり見む」(案内板を参考) |
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