ページタイトル:三瀬谷神社のスギ 当サイトのシンボルマーク

画像:三瀬谷神社のスギ(幹と並ぶ) 名称 三瀬谷神社のスギ (みせだにじんじゃのすぎ)
名称の典拠 なし
樹種 スギ
樹高 35m(注1)
目通り幹囲 5.8m(注2)
推定樹齢 300年以上(注1)
所在地の地名 三重県多気郡大台町佐原
 〃 3次メッシュコード 5136−43−72
 〃 緯度・経度 北緯34度23分48.2秒
           東経136度24分21.9秒
天然記念物指定 なし
撮影年月日 2019年3月29日

注1)環境庁「日本の巨樹・巨木林 東海版」による
注2)地表面から1.3mの高さで幹囲を実測





 JR紀勢本線三瀬谷(みせだに)駅の北西約350m。山裾に三瀬谷神社が鎮座する。
 掲げられた「三瀬谷神社 略記」によると、資料や口承が乏しく、古い時代の沿革はよくわかっていないらしい。
 垂仁天皇の時代、皇女倭姫命(やまとひめのみこと)が天照大神の鎮座地を求めて宮川沿いに遡った際、宮川を渡るため、三瀬の渡しのところで御輿を止めた。その場所に氏神として八柱神社が建立され、江戸時代初期になって現在地佐原の郷人が分祀したのが三瀬谷神社の前身、佐原八柱神社である。
 現在では、一応そのような話になっているようだ。
 江戸時代以降の話は、多分本当なのだろう。大杉も江戸時代に植えられたのだと思われる。
 環境省資料は1988年度報告を踏襲したもので、それには幹囲498cmを筆頭に8本の巨木が報告されている(うち4本はデータがないので、環境省巨樹データベースには登録されていない)。境内は、なかなかの巨木の森である。
 左図はそのなかの最大木。社殿に向かって左手前に立つ。これが498cmとされたスギであろう。
 今の幹囲は明らかに5mを超えていそうだ。確認のために測ってみたら580cmあった。
 樹勢も良さそうで、まだまだ大きくなることと思われる。
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